新NISAの成長投資枠は何を買えばいい?|インデックス・高配当株・個別株の使い分け

2026年5月3日 | カテゴリ:新NISA

新NISAの成長投資枠で何を買うかを投資マラソンちゃんが案内するアイキャッチ画像
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「つみたて投資枠はオルカンかS&P500にしたけど、成長投資枠は何を買えばいいんだろう……」。そんな悩みを持つ方は多いと思います。つみたて投資枠は選べる商品が絞られているので比較的決めやすい。でも成長投資枠は自由度が高いぶん、選択肢が多くてかえって迷ってしまう——それは多くの方が感じることです。

新NISAのつみたて投資枠は、オルカンやS&P500などのインデックス投資信託で比較的決めやすいです。でも成長投資枠は、投資信託・高配当株・個別成長株・ETFと選択肢が多く、「何を買えばいいかわからない」という声をよく聞きます。

この記事では、わが家の実例をもとに、成長投資枠の使い方の考え方を整理します。これが正解というわけではありません。自分が続けやすい形を見つけるヒントにしていただければと思います。

成長投資枠とは?つみたて投資枠との違い

新NISAには2つの枠があります。

年間上限主な対象商品
つみたて投資枠120万円金融庁が認定した長期積立向け投資信託
成長投資枠240万円投資信託・国内外株式・ETFなど幅広く
合計(生涯上限)1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)

つみたて投資枠は商品が絞られているぶん、「とりあえずオルカンかS&P500」と決めやすい面があります。一方、成長投資枠は自由度が高く、個別株や高配当ETFも購入できます。それがゆえに、何を選べばいいか迷いやすい枠でもあります。

📌 本記事は制度の詳細解説よりも、実際にどう使うかに焦点を当てています。制度の基本から知りたい方は新NISAのシミュレーション記事始め方の記事もあわせてご覧ください。

わが家の新NISA方針

わが家の新NISAの運用方針をまとめた図

つみたて投資枠:オルカン5万円+S&P500 5万円

本人(管理人)のつみたて投資枠は、毎月10万円の積立です。

オルカンで世界全体に分散しつつ、S&P500で米国株にも一定の比重をかけるイメージです。「どちらか一択」ではなく、2つを半分ずつ持つことで、自分が納得しやすい形にしています。

📊 オルカンとS&P500を2年間積み立てた実績は、こちらの記事で公開しています。

妻の新NISA:月8万円を積立

妻も新NISAで月8万円を積み立てています。家計全体でコツコツと長期積立を続けることで、複利の力をできるだけ活かす方針です。

📊 妻の積立状況と運用実績は、【家族でNISA】妻のつみたて投資枠の実績記事で紹介しています。

成長投資枠:高配当株を中心に運用

成長投資枠は、高配当株中心の運用にしています。目標は、税引き後の年間配当60万円、つまり月5万円のキャッシュフローをつくること。

「なぜインデックスだけじゃないの?」という疑問に、次のセクションで答えます。

なぜインデックスだけにしないのか?

資産拡大だけならインデックスは合理的

単純に資産を増やすことを優先するなら、インデックス投資信託はとても合理的です。分配金を出さずに内部で再投資されるタイプの投資信託は、複利効果を最大化しやすく、手間もかかりません。初心者の方にとっても続けやすい選択肢です。

📖 インデックス投資の基本についてはインデックス投資の基本記事で解説しています。

でも配当があると投資を続けやすい

管理人がインデックス一本にしていない理由は、配当というキャッシュフローにあります。

資産形成において、長く続けることはとても重要です。インデックスが合理的でも、自分のモチベーションが続かなければ意味がありません。配当収入は、その「続ける力」を支えてくれる面があります。

株価が下がってもホールドしやすい

株価が大きく下がったとき、無配株や成長株だけだと不安になりやすいことがあります。一方で高配当株は、業績や配当方針に問題がなければ、「配当をもらいながら回復を待つ」という気持ちが持ちやすいです。

⚠️ 注意:高配当株でも業績が悪化すれば減配や無配のリスクがあります。利回りだけで選ぶのではなく、企業の業績や財務もあわせて確認することが大切です。

こうした考えから、わが家では「資産拡大はインデックス、キャッシュフローは高配当株」という二刀流で運用しています。

インデックス投資で資産拡大・高配当株でキャッシュフローという二刀流の考え方を示す図

現在の配当収入はどれくらい?

現在の配当収入(概算)は以下のとおりです。

口座年間配当(税引き前)税引き後目安
特定口座・個別銘柄461,885円約368,053円
NISA成長投資枠195,770円約195,770円
合計657,655円約563,823円
目標(税引き後年間60万円)まであと約36,177円
💰 現在の配当状況(まとめ)
・税引き後配当:年間約56.4万円(月換算 約4.7万円)
・目標(年間60万円=月5万円)まで:あと約3.6万円

現在の税引き後配当の目安は、年間約56.4万円。目標にしている年間60万円(月5万円)まで、あと約3.6万円のところまで来ました。配当金が家計や投資継続のモチベーションとしてかなり大きくなってきています。

税引き後配当収入56.4万円と月5万円目標まであと少しを示す図
📌 計算の前提について
・特定口座の配当は20.315%課税で概算しています。
・NISA口座の配当は非課税として計算しています。ただし、NISA口座で国内株式の配当を非課税で受け取るには、「株式数比例配分方式」での受け取りが必要です。証券口座の受取方式の設定をご確認ください。
・実際の税額や受取額は、口座設定・銘柄・税制改正などにより変わる場合があります。

準富裕層5,000万円への道

配当収入が目標に近づいてきた一方で、資産総額の面ではまだ道のりがあります。

区分金額
個別銘柄(株式)約24,900,000円
投資信託(インデックス)約13,670,000円
合計約38,570,000円
目標(投資資産5,000万円)まであと約11,430,000円

一般に、純金融資産5,000万円以上は「準富裕層」と呼ばれることがあります。わが家ではまず、投資資産5,000万円をひとつの通過点として見ています。配当月5万円はもうすぐ届きそうですが、資産の面ではまだ道のりがあります。

ただ、投資マラソンは短距離走ではありません。インデックスで資産を増やしつつ、高配当株でキャッシュフローを作る。この二刀流で、無理なく長く走っていきたいと考えています。

※投資資産5,000万円への道のりについては、後日別記事で詳しくまとめる予定です。

成長投資枠で買う候補は3つ

成長投資枠で買う候補としてインデックス・高配当株・個別成長株の3つを解説する図

1. インデックス投資信託

成長投資枠でも、オルカンやS&P500などのインデックス投資信託を購入できます。つみたて投資枠(年120万円)だけでは足りない場合に、成長投資枠でも追加する選択肢です。

こんな人に向いています
・個別株の分析をしたくない
・できるだけ手間をかけたくない
・シンプルさを優先したい
・まず資産拡大を優先したい

2. 高配当株

配当収入を増やしたい人には、高配当株も選択肢のひとつです。NISA口座で受け取る配当は非課税になるため(株式数比例配分方式選択時)、特定口座より有利な面があります。

こんな人に向いています
・配当金というキャッシュフローがほしい
・株価が下がっても配当をもらいながら保有し続けたい
・企業の業績や財務をある程度確認できる

ただし、利回りが高いだけで選ぶと減配リスクや業績悪化リスクに気づきにくくなります。選ぶ際は業績・配当性向・過去の配当推移などの確認が大切です。

📖 高配当株投資の基本は高配当株投資の基本記事で解説しています。
📖 実際に長期保有している銘柄については永久保有候補15選の記事もどうぞ。

3. 個別成長株

大きな値上がりを狙いたい場合は、個別の成長株という選択肢もあります。ただし、値動きが大きく、業績・競争力・財務の分析が必要になるため、初心者には難易度が高い面があります。

⚠️ 個別成長株は値動きが大きく、短期で大きく下がることもあります。リスクを十分に理解したうえで検討してください。

初心者はどう使えばいい?

迷っているなら、まずはインデックス中心で考えてみてください。成長投資枠の使い方に正解はなく、自分の目的やライフスタイルに合った形を選ぶことが大切です。

目的成長投資枠の使い方(例)
シンプルに資産を増やしたいインデックス投資信託中心
配当収入を増やしたい高配当株を少しずつ組み合わせる
企業分析を楽しみたい個別株を一部取り入れる
まだ迷っているまずはインデックス中心で無理しない

高配当株は利回りだけで選ばない

高配当株は利回りだけで選ばず業績・配当性向・財務を確認することを解説する図

高配当株を選ぶとき、配当利回りだけを見ると危険です。利回りが高すぎる銘柄には、株価の大幅下落や将来の減配リスクが隠れていることがあります。

⚠️ よくある落とし穴
・配当利回りが高く見えても、株価が大きく下落したことで相対的に利回りが高くなっているだけのケースがあります(いわゆる「高利回りの罠」)。
・配当性向が高すぎる(80〜90%超)場合、業績が少し悪化するだけで減配・無配に転じるリスクがあります。

確認しておきたいポイントの例です。

高配当株を選ぶときは、配当利回りだけでなく、業績の推移や配当性向もあわせて確認することが大切です。数字をじっくり見ることで、長期保有できる銘柄選びに近づけます。わが家で日常的に活用しているのが、マネックス証券の「銘柄スカウター」です。

📊 銘柄スカウターで高配当株をじっくり調べる

わが家では個別株を調べるとき、マネックス証券の「銘柄スカウター」を活用しています。配当利回りだけでなく、業績推移・配当性向・過去の配当推移・ROE・キャッシュフローなどをまとめて確認できるので、高配当株を選ぶときにとても便利です。

「なんとなく高配当だから買う」のではなく、数字を見ながら長く持てそうかを確認する。成長投資枠で個別株を買うなら、この確認作業はかなり大事だと思っています。

マネックス証券(銘柄スカウター)を見てみる →

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📖 銘柄スカウターを使った実際のスクリーニング方法はマネックス銘柄スカウターで高配当株を探してみた記事でも紹介しています。

まとめ:成長投資枠の正解はひとつではない

📋 この記事のまとめ

📌 わが家の結論
資産拡大はインデックス、キャッシュフローは高配当株。どちらか一方を「正解」にするのではなく、続けやすい形に分けて使うことが、長く投資マラソンを走り続けるコツだと考えています。

成長投資枠の使い方に唯一の正解はありません。最初は迷っていい。迷ったらインデックス中心から始めて、慣れてきたら少しずつ高配当株を組み合わせていく、という進め方も十分だと思います。投資マラソンはゆっくり長く続けることが大切です。

※ 本記事は情報提供を目的としています。特定の銘柄や商品の購入を推奨するものではありません。投資は元本割れのリスクがあります。投資判断はご自身でお願いします(DYOR: Do Your Own Research)。