前回の記事「保有株61銘柄の約3分の1が買値利回り3%超え」で、長期保有×増配の効果を数字で確認できました。
今回はその流れを受けて、保有株の中から「長く付き合いたい」と考えている15銘柄を、ポートフォリオ内の役割・配当方針・連続増配年数とあわせて整理してみました。
「永久保有」という言葉は、「何があっても絶対に売らない」という意味ではありません。私の中では以下のように考えています。
まず15銘柄の概要を一覧で確認できます。各銘柄の詳細(選んだ理由・コメント・点検ポイント)は、この表の下の銘柄カードでご覧いただけます。
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| # | 銘柄(コード) | セクター | 役割 | 買値利回り | 時価利回り | 差分 | 連続増配・非減配 | 配当方針 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 三菱UFJFG 8306 |
銀行・金融 | 配当の柱・金融枠 | 8.09% | 2.80% | +5.29% | 4期連続増配 | 累進配当・配当性向40%目安 |
| 2 | 三井住友FG 8316 |
銀行・金融 | 金融分散枠 | 11.06% | 2.91% | +8.15% | 4期連続増配 | 累進配当・配当性向40%目安 |
| 3 | 三菱HCキャピタル 8593 |
リース・金融 | 安定配当枠・金融分散 | 5.32% | 3.25% | +2.07% | 27期連続増配(要公式確認) | 配当性向40%以上 |
| 4 | 三菱商事 8058 |
商社 | 商社主力枠 | 6.57% | 2.29% | +4.28% | 9期連続増配 | 累進配当方針 |
| 5 | 丸紅 8002 |
商社 | 商社分散枠 | 6.82% | 1.82% | +5.00% | 4期連続増配 | DOE3.5%以上・累進配当方針 |
| 6 | JT 2914 |
食料品・たばこ | ディフェンシブ高配当枠 | 9.19% | 4.19% | +5.00% | 2014年以降 非減配傾向 2021年に一時減配あり |
配当性向75%目安 |
| 7 | 信越化学工業 4063 |
化学 | 質の高い成長株枠 | 2.77% | 1.53% | +1.24% | 2014年以降 非減配 | 配当性向40%前後目安・長期増配傾向 |
| 8 | ニチアス 5393 |
化学・素材 | ディフェンシブ素材枠 | 6.37% | 1.74% | +4.63% | 9期連続増配 | 累進配当・DOE5%以上 |
| 9 | 竹内製作所 6432 |
機械・建設機械 | 成長配当枠 | 7.60% | 3.06% | +4.54% | 9期連続増配 | 配当性向40%目安 |
| 10 | エクシオグループ 1951 |
建設・通信インフラ | インフラ安定枠 | 5.50% | 2.32% | +3.18% | 9期連続増配 | DOE4%目安 |
| 11 | ENEOS 5020 |
エネルギー | エネルギーヘッジ枠 | 6.40% | 2.65% | +3.75% | 2014年以降 非減配 | 第4次中計から累進配当導入 |
| 12 | サンゲツ 8130 |
内装・インテリア | 高配当ディフェンシブ枠 | 5.21% | 5.22% | ±0% | 11〜12期連続増配(要確認) | 年間130円下限・安定増配方針 |
| 13 | 東リ 7971 |
建設・内装素材 | 高買値利回り実績枠 | 11.64% | 5.30% | +6.34% | 3期連続増配 | 配当性向50%またはDOE3.5%目安 |
| 14 | リケンテクノス 4220 |
化学・素材 | 化学中型株枠 | 8.72% | 3.18% | +5.54% | 4期連続増配 | 配当性向35%目安 |
| 15 | JACリクルート 2124 |
サービス・人材 | 成長配当枠 | 8.52% | 4.43% | +4.09% | 4期連続増配 過去に減配あり・増配基調 |
配当性向60〜65%目途 |
各銘柄の配当方針・選んだ理由・一言コメント・点検ポイントをまとめました。サマリー表と合わせてご覧ください。
メガバンク・累進配当方針・金利上昇局面での収益増加期待
金利環境の変化・不良債権リスク・自己資本比率の動向
累進配当方針・メガバンクの収益安定性・セクター分散
4期連続増配で、累進配当と配当性向40%目安を掲げています。三菱UFJとの金融分散枠として、配当方針を確認しながら長く保有したい候補です。
金利環境・海外事業リスク・配当性向の推移
長期連続増配の実績・銀行とは異なるリース金融枠・安定配当
長期にわたる連続増配の実績が特徴の銘柄です。配当性向40%以上を方針として掲げており、派手さはないけど長く持つほど味が出るタイプ。増配継続を定期点検しながら保有したい候補です。
金利上昇のコスト影響・リース事業の競争環境・増配継続の可否
累進配当方針・資源と非資源のバランス・総合商社最大手の安定性
9期連続増配で、累進配当方針を掲げています。資源・非資源のバランスを見ながら、商社主力枠として長く付き合いたいと考えています。
資源価格の変動・配当性向の上昇・海外投資リスク
DOEを用いた累進配当方針・三菱商事とは異なる特色・分散効果
4期連続増配で、DOE3.5%以上を意識した累進配当方針を掲げています。三菱商事とは異なる成長性と配当姿勢を確認しながら保有したい商社分散枠です。
資源価格・中期経営計画の進捗・DOEの維持可否
高配当・ディフェンシブ性・国内外たばこ事業の安定した現金創出力
1期連続増配の表示ですが、2021年に減配があります。長期連続増配株というより、減配後に増配基調へ戻っている高配当株として見ています。国内外事業と配当維持力を確認しながら、長く付き合いたい候補です。
たばこ規制強化・海外事業の成長・配当性向の水準
半導体材料世界トップ・高い財務健全性・長期成長性と増配傾向
連続増配年数は「—」表示のため、連続増配株とは断定しません。高配当というより、財務の強さ・収益力・長期成長性を重視して見ている銘柄です。配当性向40%前後を目安とした増配傾向を確認しながら、保有したい候補です。
半導体市況の変動・塩化ビニル需要・大型設備投資の影響
断熱材・産業用シールの安定需要・増配傾向・地味だが着実な成長
9期連続増配で、累進配当・DOE5%以上の方針を掲げています。地味だけど安定感のある素材・断熱材関連として、長く持つほど良さが出ると感じています。配当方針を確認しながら保有したい候補です。
建設・産業需要の変化・原材料費の動向・配当性向
海外展開と成長性・増配余地・買値利回りが育った実績
9期連続増配で、配当性向40%目安を掲げています。景気敏感な面はありますが、成長性と増配余地を見ながら長く付き合いたい成長配当枠として考えています。
海外景気の影響・建設機械需要・為替リスク
通信インフラ工事の安定需要・5G関連・連続増配実績
9期連続増配で、DOE4%目安の安定した配当方針を掲げています。通信・インフラ系の安定枠として、継続性を重視しながら保有したい候補です。
通信投資の動向・設備工事需要の変化・配当性向
エネルギーインフラの安定性・累進配当への方針転換・生活インフラとしての位置づけ
1期連続増配の表示ですが、第4次中計から累進配当を導入しており、直近は増配基調にあります。資源価格の影響はあるものの、配当方針の転換を評価しながら定期点検しつつ保有したい候補です。
資源・原油価格の変動・脱炭素政策の影響・精製事業の収益性
内装・インテリア業界のリーダー・下限配当設定・住宅建設需要に連動
下限配当130円を設定した安定的な増配方針が特徴です。NISA口座での保有のため、買値利回りはNISA取得単価をもとに計算しています。住宅・建設需要の影響を見ながら、配当方針を確認しつつ保有したい候補です。
住宅着工数の動向・建設需要の変化・競合との競争環境
買値利回りが育った実績・高配当傾向・長期保有の効果が表れている銘柄
3期連続増配で、配当性向50%またはDOE3.5%の高い方を目安とした配当方針を掲げています。買値利回りが育っている実績枠として、業績と配当の動向を確認しながら長く見守りたい候補です。
建設・住宅需要・配当性向の水準・業績の安定性
化学・素材の中型株・財務と配当のバランス・増配傾向
4期連続増配で、配当性向35%目安の方針を掲げています。化学・素材の中型株枠として、財務・配当・業績のバランスを見ながら定期点検しつつ保有したい候補です。
原材料費の動向・プラスチック需要・業績の安定性
高収益性・増配姿勢・人材紹介業界でのニッチな強み
4期連続増配表示ですが、過去に減配があります。長期連続増配株というより、減配後に増配基調へ戻っている成長配当株として見ています。景気敏感な面はあるものの、高収益性と配当方針を確認しながら付き合いたい候補です。
景気・雇用環境の変化・業績の鈍化・配当性向の上昇
マネックス証券の銘柄スカウターでは、連続増配年数・配当利回り・業績推移・財務状況をまとめて確認できます。
今回の点検ポイントをチェックするときに参考にしています。
※口座開設・取引条件・キャンペーン内容は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
サンリオは「高配当・永久保有候補」というより、長期保有した結果として株価成長の恩恵を受けた銘柄として紹介したい存在です。約10年以上保有する中で、株価が10倍超に成長しました。「高配当株を長く持つ」という話ではなく、「長く持ったことで結果的に大きな成長を得た」という実例です。
LAHDは株価が購入後に大きく急騰した銘柄です。買値ベース利回りは非常に高いですが、高成長グロース株的な位置づけのため、今回の「永久保有候補」の文脈からは外しています。
今回の一覧は、自分の記録としてこれからも定期的に見直していく予定です。何かが変わったときには記事を更新してお伝えします。
投資は自己責任でお願いします(DYOR: Do Your Own Research)。
4期連続増配で、累進配当と配当性向40%目安を掲げています。配当の柱として、定期点検しながら長く見守りたい銘柄です。